5.1 法人で加入する目的

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5. 法人で加入する生命保険

5.1 法人で加入する目的

法人契約で生命保険に加入する目的は、基本的には会社経営の安定や発展のためですが、具体的には次のようなものがあります。

法人で加入する目的
  • 経営者に万が一の事態に備える(会社経営リスク対策)
  • 社員のケガや病気に備える(福利厚生の一環)
  • 役員や社員の退職金支払いに備える(資金リスク対策)
  • 生命保険の特性を活かした節税対策(会社経営の安定化)

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もっとも典型的な例として、保険契約者を法人、被保険者を社長、死亡保険金受取人を法人とするパターンがあります。
このパターン一つでも、さまざまな効果があることがわかります。

法人契約の生命保険の効果
効果 内容 対象保険商品
社長の家族の生活安定 社長は家族からみて大事な扶養者です。社長の万が一には、家族に死亡退職金として支払うことができます。 定期保険、養老保険
取引先への信用維持 社長の万が一があると取引先は取引を見合わせたり条件を厳しくすることがあります。生命保険金で信用不安を少なくすることができます。 定期保険
会社自体や従業員の安定 社長は会社からみても大黒柱。会社の売上が減っても、従業員の給与は滞らせるわけにはいきません。保険金があれば、資金不足を防げます。 定期保険、養老保険
節税 会社が契約者かつ受取人となる生命保険は、保険料の全額損金も可能です。ある程度資産性がある保険である長期平準定期保険や養老保険でも、保険料の半額損金が可能です。 定期保険、養老保険

※定期保険には、長期平準定期保険や逓増定期保険を含みます。

コーヒーブレイク 世界の変な保険
オランダ 「ワールドカップ休業補償保険」
2004年ポルトガルで開催されたユーロチャンピオンシップの際に20%もの人が会社を欠勤したそうで、経営者はとても困ったそうです。
そのため保険会社SEZが、ワールドカップでオランダ代表の試合が行われる当日と翌日にどんな理由で欠勤した社員がいても企業に保険金を支払うという「ワールドカップ休業補償保険」を始めました。
病気でも試合観戦でも旅行でも良いそうです。
こういう目的の加入もあるのですね。
ワールドカップの時にどのくらい人が休んだのか気になります。

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